お日さまみたいな温かい君に包まれて




「雪塚さんごめん。俺その日、夜までバイトなんだ……」



己のタイミングの悪さに落胆する。


お盆休み中はお客さんも多いため、この期間は昼から夜までバイトに入っている。

しかも今月、夏休み限定で営業時間が1時間長くなっているから、それに合わせて仕事が終わるのも1時間遅い。



「本当ごめんね。ゲームしようって言ってくれたのに」

「ううん大丈夫。何時に終わるの?」

「9時。家に着くのは10時近くになると思う」



雪塚さんが来るのは2時。俺が家を出るのは12時。

日曜日も昼からバイトなため、会えるのは夜と翌日の午前中のみ。


遊びたいけど、夜更かしすると朝起きられなくなりそうだから、夜中は除く。
だとすると、自由時間は次の日の午前中。

朝飯と出発の準備時間もあるから、大体2時間くらいか。少ねぇなぁ……。



「そっかぁ。でも、朝ご飯は一緒に食べられそうだね」

「うん……」



一瞬残念そうな表情を浮かべた後、目を細めて微笑んだ雪塚さん。


そうだよ。
元々は俺と会うわけじゃなくて、実玖と会う予定なんだから。

会えるだけでもありがたいと思わないと!

よし、できるだけ長く過ごせるよう、来週の日曜日はいつもより早めに起きよう!