お日さまみたいな温かい君に包まれて


「ごめん、聞いてなかった? 今週の土曜日に、1泊2日で実玖ちゃんの部屋にお邪魔することになったの」

「え⁉ 今週⁉」



最初は泊まるつもりはなく、日帰りの予定だったらしい。

しかし実玖が、去年の夏休みに俺の部屋に東馬が泊まりに来ていたのを思い出し……。

『せっかくなら泊まりに来ませんか?』と提案されたんだと。


にしても今週って……急じゃね⁉
実玖め! 決まったんなら早く教えろっつーの!


……と言いたいが、自分も去年、実玖に黙って呼んだため文句は言えない。


どうやら、お昼の2時に来て、翌日の午前中までお邪魔するらしい。

ただ、1つ気になったことが。



「その日お盆休みだけど大丈夫? 家族で帰省したりするんじゃない?」

「平気。先月1人で会いに行ったから」



家族との予定があるのではと心配していたけど、あっさりした答えが返ってきた。


そういえば自由研究の資料探しで、一足先に帰省したって言ってたっけ。


頻繁に会えない自分からしてみたら、「もう1回会いに行ったら?」って思うけど……忙しい中、2度も帰省する必要はないか。

おじいちゃんおばあちゃんも、1度孫の顔を見ているから充分だろうし。


しかし……。