お日さまみたいな温かい君に包まれて

「ごめんね」とジェスチャーして着席。


テーブルの上には鉄板のお皿はなく、マグカップが2つだけ。

トイレで話に花を咲かせている間に、店員さんが片づけたようだ。



「中学の友達かぁ。その人も清水くんみたいに活発な人なの?」

「うん、同じ部活だったから。昔はよく家でゲームしたり、通信対戦してたよ。あ、雪塚さんもゲームするんだよね?」

「うん。私も幼なじみの子とやってたよ。最近はお互い忙しくて遊べてないんだよね」



以前、雪塚さんから、他校に幼稚園の頃からの幼なじみがいると聞いていた。

名前は由菜ちゃんといって、同い年の女の子だそう。


一見癒し系だけど、コントローラーを握らせたら右に出る者はいないほど強く、どれだけ特訓を積んでも、1度も勝てたことがないという。


癒し系ゲーマーか……めっちゃ気になる。

俺も周りからゲーム強いって言われてたから、操作にはそこそこ自信はあるほう。



「対戦してみたいなって思った?」

「あ、うん。また顔に出てた?」

「うん。目がキラキラしてた。瞬殺だから覚悟したほうがいいよ」



ワントーン上がった声と開いた瞳孔。

本当に大好きなんだなぁ。
こんなにも愛されてる幼なじみちゃんがちょっと羨ましい。