◇
「今頃あの2人、ラッブラブな時間を過ごしてるんだろうな~」
「どうだろう。本人に聞いてみないことには……」
日が落ちて少し暗くなった道を歩いていく。
綿原さんは今まで男性関係で傷ついてきたから、恋愛に対して臆病になっていることも考えられる。
だけど、抱きしめられても全然嫌がってなかったし、むしろ受け入れてた感じがした。
ってことは、綿原さんも怜也のことが好きなのか……?
だとすると、あの2人は両想い……?
「東馬もあの2人を見習って、実玖とスキンシップ取ったら? 付き合ってるんだから遠慮しなくていいんだぞ?」
「なんで見習わなきゃいけないんだよ」
そう返したけど、本当はもう1回、あんな風に抱きしめたい。
だけど、いくら人気がないからって、あんな公園のど真ん中で抱擁できるか!
ああいうのは、家とか校舎裏とか、倉庫裏とか!
誰にも見られないような場所でやるやつだよ……!
「おやおや? 何想像したのかな?」
「っ……う、うるせぇ!」
顔を覗き込んできた景斗の広い背中をベシッと叩いた。
あぁもう、想像しただけでこんな顔熱くなるなんて、余裕なさすぎ……。
実玖ちゃんとキスする日は、もう少し先になりそうだ。
おまけ編 おしまい
「今頃あの2人、ラッブラブな時間を過ごしてるんだろうな~」
「どうだろう。本人に聞いてみないことには……」
日が落ちて少し暗くなった道を歩いていく。
綿原さんは今まで男性関係で傷ついてきたから、恋愛に対して臆病になっていることも考えられる。
だけど、抱きしめられても全然嫌がってなかったし、むしろ受け入れてた感じがした。
ってことは、綿原さんも怜也のことが好きなのか……?
だとすると、あの2人は両想い……?
「東馬もあの2人を見習って、実玖とスキンシップ取ったら? 付き合ってるんだから遠慮しなくていいんだぞ?」
「なんで見習わなきゃいけないんだよ」
そう返したけど、本当はもう1回、あんな風に抱きしめたい。
だけど、いくら人気がないからって、あんな公園のど真ん中で抱擁できるか!
ああいうのは、家とか校舎裏とか、倉庫裏とか!
誰にも見られないような場所でやるやつだよ……!
「おやおや? 何想像したのかな?」
「っ……う、うるせぇ!」
顔を覗き込んできた景斗の広い背中をベシッと叩いた。
あぁもう、想像しただけでこんな顔熱くなるなんて、余裕なさすぎ……。
実玖ちゃんとキスする日は、もう少し先になりそうだ。
おまけ編 おしまい



