褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません



キラキラオーラと眩しい笑顔に圧倒されていると、不意打ちで褒め言葉が飛んできた。

完全に油断してた……。


ドキドキする胸を落ち着かせながら、何を話そうかと頭を働かせる。

と──先輩が棚に戻そうとした雑誌の表紙がチラッと見えた。



「あ! 私、この雑誌持ってます! さっき見てたんですか?」

「う、うん。読んでるの?」

「はい! いつもは流行チェックのために買ってるんですけど、今回は珍しく表紙に惹かれて買ったんですよ~!」



緊張をほぐすように笑顔を見せる。


先輩が見ていた雑誌は、私が毎月買っている女子中高生向けのファッション雑誌。

普段は服にしか目がいかないんだけど、今回は不思議と表紙に魅力を感じて買ったんだ。



「そうなんだ……ありがとう」

「へ……?」



どうして西尾先輩がお礼を言うの?

もしかして、この表紙のモデルさんと知り合い……?


口が滑ってしまったと言わんばかりに焦る顔をじーっと見つめていると。