褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません


日は流れて7月下旬。ついに西尾先輩と会う日がやって来た。


待ち合わせ場所はショッピングモール内の本屋さん。

今一度トイレで身だしなみを整え、2階へ上がる。


本棚の陰から雑誌コーナーをこっそりと覗くと、女性向け雑誌の場所に、キラキラオーラが漂う端正な顔立ちの男の子が雑誌を読んでいた。


西尾先輩だ……!
横顔も立ち姿も綺麗……。


白のストライプシャツに薄い色のジーンズという、とてもシンプルな格好。

私の服と色合いが似てる気が……なんかペアルックみたい。


……って! 何考えてるの! 早く話しかけないと!



「西尾先輩……?」

「あ、実玖ちゃん! 久しぶり!」

「お久しぶりですっ」



雑誌を閉じたタイミングで恐る恐る声をかけた。

うわぁ……なんて眩しい笑顔!
まるで夏の太陽にひけをとらないくらい眩しい!



「そのスカート可愛いね! 似合ってるよ!」

「あ、ありがとうございます……」