褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません

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「西尾先輩とデートかぁ~」

「デートじゃなくて、ショーの相談だよっ!」



今日はデザインの話し合いも部活もないため、久しぶりに可南子と一緒に帰ることに。



「何着ていこうか朝からずっと考えてて。先輩、自分で服作るくらいだから、絶対オシャレな服で来そうでさ」



以前、兄の部屋で見たヒョウ柄のコート。

チラッと見ただけだったが、縫製がとても丁寧で、細部にまでこだわりが感じられた。


どうしてリメイクじゃないんだろう? と不思議に思ったんだけど。

どうやら、集めた服の中にお兄ちゃんのサイズに合う服がなかったから特別に作ったんだって。


服への愛が強いから、ダサい格好で行ったら幻滅されるかもしれない。



「確かにオシャレなイメージはあるけど、あまり考えすぎないで自分の好きな服を着たらどう? 前に新しい服買ったって言ってなかった?」

「あぁ……うん」



GWに雪塚先輩と出かけた時に買った水色のスカート、まだ1度も穿いてないんだよね。

カーディガンは猫カフェの時に着たし、せっかくだから穿いていこうかな。