褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません



今日は1年で一番昼の時間が長い夏至の日。
そして、兄が生まれた日でもある。

朝食を食べている間に、こっそり部屋にプレゼントを置いたんだ。



「何買ったの? 服? 食べ物?」

「開けてからのお楽しみ。ヒントは、学校で使える物で、お兄ちゃんがずっと欲しかった物だよ」

「俺が欲しかった物……?」



考えている兄をよそに靴を履き、一足先に学校へ向かった。



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スケッチブックをコピーし、待ち合わせ場所の図書室にて待つ。

テスト前というのもあり、勉強している生徒も何人かいる。



「おはよ~」

「おはようございますっ」



勉強している生徒達の邪魔にならないよう、小さく挨拶。

朝早くから先輩と会うのは初めてだから、なんか新鮮な気分。



「ごめんね。早い時間に指定しちゃって」

「いえ。大丈夫ですよ」



ゆっくり話したいところだけど、時間もないので早速デザインの話に移ることに。

窓際の席に座り、コピーした紙を広げた。