少し、間が空いたと思ったら

那月さんが

「いつ、お前を追い出すって言った?」

と言った

「えっ?だって玄関で無視されちゃったし、嫌われたのかなって思ったし、3日以内には婚約者になった人が追い出されるって…」


「俺の意思で追い出した事はない。向こうが勝手に不満を持って出てっただけだ。後、玄関で無視したのは悪かった。おかえりって言ってくれると思わなくて。おかえりっていつもは言ってくれる人が居なかったからどう返していいか分からなくて無視した形になってしまった」


えっ?じゃあほんとに嫌われてないってこと?


良かった、、


「あと…」

那月さんが言いずらそうに下を向く


「由美さんから聞いた…夕食作ってくれたって。感謝する」

わざわざお礼をくれた

「いえいえ!美味しいといいんですけど…ってほとんど由美子さんが作ってるから味は大丈夫か」


「後は、さっきあんな態度撮って悪かった。お前が泣いてたって由美さんが教えてくれたんだ。」

えっ?由美子さんが?

『夕食を食べましょうか』


あの時か‥

泣いてることがバレないようにしたけど由美子さんを騙すことは出来なかったみたい


「俺はあんな態度でしか上手く接することが出来ねぇ。それでもいいならまだ俺の婚約者で居てくれるか?」






「はい!もちろん」