あれ?あの人はどこに行ったんだろ…

リビングは薄暗く誰もいなかった


その代わりにキッチンの方に明かりがあった





行ってみると由美子さんがテキパキと料理をしていた


「あっ雅さん。夕食の準備もうすぐ終わるからもう少し待っていてくださいね」

優しい声をかけられた

由美子の話し方って凄く落ち着くな


って

「あの良かったらお手伝いしましょうか?」

夕食ができるまでやる事もないし…

何かしてないと落ち着かない


「あらいいの?じゃあお願いしちゃおうかしら」

「ピーラーでじゃがいもの皮向けるかしら?
出来たら私が切るからこっちに置いてくれる?」

「切るとこまでやりますよ!料理には慣れてますから」

「えっ?…

「どうかしましたか?」

「あっなんでもないわ。じゃあ切るとこまでお願いね」

一瞬様子がおかしかったような…?

まぁなんでもないって言ってるしいっか

「はい」

返事をして作業を淡々と進める