嫌がおうでもその日はやってくる。
サイドテーブルに置いたスマホが起床時間をつげている。
あまり眠れなかったあたしは上半身を起こしてアラームを止めた。
同時に眠い目をこする。
今日どうなっているかで、またループするかどうかが決まってしまう。
でも正直3度目のループに入り込んでしまったときにはどうすればいいかわからなかった。
ループに気がついてから2度目で、あたしのできることはやりつくしてしまった気がするのだ。
それでもダメだったとしたら、もうあたし1人の力ではどうしようもないということだった。
寝不足でぼーっとする頭のまま着替えを済ませて朝ごはんを食べる。
いつも大好きで食べているベーコンエッグの味が今日はしなかった。
学校へ到着する頃には緊張してきて、妙にぎこちない動きになっていることに気がついた。
「どうしたの亜美。なんか顔色悪いけど?」
席についたところで里香がそう話かけてきた。
普段の朝の挨拶も飛ばされるくらい、今のあたしは青い顔をしているのだろう。
「大丈夫だよ、なんでもないから」
そう言う声もとても小さくなってしまって余計に里香を心配させる結果になってしまった。
そして、祈るような気持ちで隣の席を見つめる。
江藤君はまだ来ない。
朝のホームルームが始まるまで、あと15分を切っていた。
サイドテーブルに置いたスマホが起床時間をつげている。
あまり眠れなかったあたしは上半身を起こしてアラームを止めた。
同時に眠い目をこする。
今日どうなっているかで、またループするかどうかが決まってしまう。
でも正直3度目のループに入り込んでしまったときにはどうすればいいかわからなかった。
ループに気がついてから2度目で、あたしのできることはやりつくしてしまった気がするのだ。
それでもダメだったとしたら、もうあたし1人の力ではどうしようもないということだった。
寝不足でぼーっとする頭のまま着替えを済ませて朝ごはんを食べる。
いつも大好きで食べているベーコンエッグの味が今日はしなかった。
学校へ到着する頃には緊張してきて、妙にぎこちない動きになっていることに気がついた。
「どうしたの亜美。なんか顔色悪いけど?」
席についたところで里香がそう話かけてきた。
普段の朝の挨拶も飛ばされるくらい、今のあたしは青い顔をしているのだろう。
「大丈夫だよ、なんでもないから」
そう言う声もとても小さくなってしまって余計に里香を心配させる結果になってしまった。
そして、祈るような気持ちで隣の席を見つめる。
江藤君はまだ来ない。
朝のホームルームが始まるまで、あと15分を切っていた。