その後続ける言葉が思い浮かんでこなくて、結局それだけを送ることにした。


しばらく待つと江藤君から返事が届いた。


《江藤君:そっか。連絡網のとおり、今日真央が死んだんだ》


その文面に喉がキュッと狭まる感じがした。


同時に目の奥が熱くなって涙が出そうになる。


《亜美:もしかして、放課後慌てて帰って行ったのって?》


《江藤君:家族から連絡があったから。最後に真央と会話ができてよかったと思ってる》


え……?


前回、江藤君はそんなこと言っていなかった。


もしかして、これも前回から変わっているのかもしれない。


《亜美:そっか。日曜日、必ず行くね》