「遼、今日はありがとう」


「別に…俺なんもしてねーし。」


そんな事をいいつつ、ほんのり耳が赤くなっているのを
私が見逃すわけがない。


「ふふっ」


「なんだよ」


「なんでもなーい♪」


そんな彼に、一気に機嫌を良くした単純な私なのだった。