「大丈夫よ。
ママは妃名ちゃんのことを何より大事に思ってるから。変なことは言わないわ。」


本当だね…?

絶対変なことは言わないでね、お母さん!


「じゃあそろそろ寝ましょ。今日はいろんなことがあり過ぎて、妃名ちゃんも疲れてるでしょ?
詳しいことはまた明日話すわ。」


「分かった。」


お母さんの言葉に本当に疲れている私は、素直に頷いた。




「では妃名様、寝室にご案内いたします。」


佐和さんのそんな言葉に従い、彼女について部屋を後にした。


ーーーお母さん、今日はお疲れ様。
おやすみなさい。

そんな言葉を残して…。