「おーおー。青い点滅がうじゃうじゃいるぜ!」
スマホの画面を見ながら現れたのは瀧川だった。
「なあ、これも使えそうじゃね?」
その後ろには有野と高橋の姿もあり、青果店で見つけたという果物ナイフを持っていた。さらに三人の服装が上下セットの迷彩服に変わっていた。
「それ、どこで手に入れたんだよ?」
まるで自衛隊のような格好だけど、身なりだけではなく、腰に警棒を差して肩からエアガンまでぶら下げていた。まさに武装という言葉がピッタリだ。
「どうしたって、ミリタリーショップから調達してきたんだよ」
そういえば瀧川はサバゲーにハマっていると聞いたことがある。
瀧川の性格からして武器は最初に探しているだろうと思っていたけど、まさかこの町にミリタリーショップがあるなんて知らなかった。
「エアガンだけど威力はあるぜ」
瀧川は慣れた手つきで銃口を俺たちに向けてきた。
「危ないからやめなさいよ!」
「あれ、誰かと思ったら矢野じゃん。なんで仲いいわけじゃないのに村瀬たちと一緒にいるんだよ?」
「あんたには関係ないでしょ」
「ああ、弱いから守ってもらうためか。そういうのって寄生虫って言うんだぜ」
「……っ」
矢野が悔しそうに唇を噛んでいる。瀧川は人のことを見下して論破するのが好きだから言い返すだけ無駄だ。それを矢野もわかっているからそれ以上反論することはしなかった。



