「矢野さんたちもこの近くにいるみたいだね」
三花が青色の点滅をタップして、誰がどこにいるのか確認していた。
ひとりで行動してる人もいるけど、ほとんどが俺たちのように普段から一緒にいる友達と行動を共にしてるようだった。
……たしか、画面を右にスクロールさせるとクラス名簿が表示されるんだっけ。
何気なく指をすべらせると心臓が大きく動揺した。
五十音順で顔写真と一緒に表示されているクラスメイトたち。そこには沢田という男子と、湯野さんという女子の顔に×マークが付いていた。
……ドクン、ドクン。
スマホを持つ手が震えてくる。
×が付いているってことは、マリアに捕まったって意味だ。学校で人形にされた櫻木と向井の顔にも同様の印が表示されている。
あのふたりのように、ノコギリが振り下ろされたことを想像したら吐き気がしてきた。
残りのクラスメイトは二十四人。
俺はもう一度B組の名簿を確認した。



