「弱いのはてめえだろ!」
瀧川がまたエアガンを乱射していた。絶え間なくBB弾がマリアの体に当たっている。全身に命中してるのにマリアは気にしないで進み続けていた。
「痛いけど効かないよ? あ、そういえば私きみに言ったっけ?」
「死ね、死ね、死ねええ……!!」
「最初からきみが一番クズだってわかってたよ。クズはね、痛くしてもいいってママが言ってた。おめでとう♡」
マリアがノコギリを横に振った。一瞬で瀧川の体が切られてしまった。
「……ぐっ、殺す、殺す……っ」
「ふふ、即死じゃないから痛いでしょう? 少しずつ抜いてあげるね」
「うあああっ……!!」
マリアがその傷口に手を突っ込んでいる。そしてマリアは高笑いをしながら、瀧川の綿を取り始めた。
何度何度もむしっては外に放り投げている。呻き声を出していた瀧川は次第に静かになり、気づくと辺りは白い海になっていた。
中身をすべて抜かれた瀧川はまるでペラペラの皮みたいになっていた。
指についた綿をマリアがうっとりと見つめている。
次にああなるのは、自分かもしれない。
恐怖で足がすくむ。
でも逃げなければ……いや、逃げることが今の俺たちにできる唯一のことだ。
俺は呆然としてる三花と凛太郎の手を引いた。



