屋敷に戻ると、レオンお兄様がいました。何故か騎士の隊服です。お兄様は、ウィルと共に第一王子の護衛を務めていたりします。普段の飄々とした雰囲気からは、護衛なんて務まるのか想像出来ず、家族としては心配です。
「よっ!」
ウィルがすっごい嫌な顔をしています。私の実兄ですよ?お兄様が隊服を着用していること、そしてわざわざ公爵邸までお迎えに来ていることから、急ぎのお仕事だと気づいたようです。
「任務か?」
「ご名答。急ぎ隣国との和平条約を結ぶことになった。」
「王子が行くのだろう。護衛とともに。」
「転移でちゃちゃっと行きたいんだと。悪いけど連れて行って☆」
わぁ!お兄様が小悪魔に見えました!
ウィルはため息をつくと、私に向き直りました。ぎゅっと抱きしめてくれます。
「なるべく早く戻る。婚約発表の準備は任せてしまうことになるが……」
私が結婚式より前に公爵邸に住まわせていただいているのは、婚約発表パーティーをするからでした。しかし、色々多忙なウィルを見ている内、パーティーなんてしていいのか、心配になってきました。
「……あの、でも、良いのでしょうか?」
「何がだ?」
「婚約発表のパーティです。王子もウィルもお忙しいのに、準備していいのですか?」
「大丈夫だ。今回は隣国との調印だけだ。危険もない。」
「……はい。」
また離れ離れになるのは不安でしたが、今回は長くても3日位だろうとのこと。またもや別居生活がスタートしてしまいました。
「よっ!」
ウィルがすっごい嫌な顔をしています。私の実兄ですよ?お兄様が隊服を着用していること、そしてわざわざ公爵邸までお迎えに来ていることから、急ぎのお仕事だと気づいたようです。
「任務か?」
「ご名答。急ぎ隣国との和平条約を結ぶことになった。」
「王子が行くのだろう。護衛とともに。」
「転移でちゃちゃっと行きたいんだと。悪いけど連れて行って☆」
わぁ!お兄様が小悪魔に見えました!
ウィルはため息をつくと、私に向き直りました。ぎゅっと抱きしめてくれます。
「なるべく早く戻る。婚約発表の準備は任せてしまうことになるが……」
私が結婚式より前に公爵邸に住まわせていただいているのは、婚約発表パーティーをするからでした。しかし、色々多忙なウィルを見ている内、パーティーなんてしていいのか、心配になってきました。
「……あの、でも、良いのでしょうか?」
「何がだ?」
「婚約発表のパーティです。王子もウィルもお忙しいのに、準備していいのですか?」
「大丈夫だ。今回は隣国との調印だけだ。危険もない。」
「……はい。」
また離れ離れになるのは不安でしたが、今回は長くても3日位だろうとのこと。またもや別居生活がスタートしてしまいました。



