求愛されても困ります!

「……想像しただけで痛そうですね」

「もちろん痛かったと思うよ。最初は手足の関節が脱臼して、次に脊椎などが切れていくんだもん。最後は体のあらゆるパーツがバラバラになるらしいしね」

結香さんはいつの間にか、お腹が空いたと言いながらチョコレートを食べ始めた。よく拷問の話をしながら食べられるなぁ。逆に見習いたいよ、その強い精神を。

「次に蛇責め。蛇責めは、日本でキリシタンを迫害する時に使われていたんだ。手足を縛ったキリシタンを大量の蛇と一緒に放り込んで、蓋をした壺や桶を人が外から棒で叩いたり火をつけたりすることで蛇を刺激する。すると、蛇は驚いて人に噛み付くんだ」

「次は中国式水責め。そもそも水責めっていうのは、人を固定して口や鼻に水を注ぎ込むことで溺れ死ぬ感覚を味わせ、自白を促すというもの。でも、中国式水責めは他の水責めとは違って、複雑な器具を必要としないんだ。ただ額に水滴を垂らすだけ。水滴が人を傷付けることはないんだけど、精神的苦痛が続くことによって完全に正気を失わせることができるんだよ」