「なっ、七海ちゃんと広斗の関係なんて、聞きたくないから。話してくれなくて良いよ。あっ、あたし急用を思い出したから、かっ、帰るね」 " 彼女ができた " そういう報告なら、別にいらない。 聞きたくない。 だからあたしは、椅子から立ち上がって、教室から出ていこうとしたのに…… 「待てよ」 背後から伸びてきた大きな手に、腕をガシッと掴まれ、ぐいっと広斗のほうへと引き寄せられる。 「行くな、琳」 そしてあたしは、広斗に後ろから抱きしめられた。