今日は仕事が休みで、朝からいろいろ片付けをしながら過ごしていた。


一人暮らしの部屋で、1人で昼ご飯。


ちょっと寂しい。


さっさと済ませて食器を片付けてから、私は日記を書いた。


~11月3日~
「今日は少し寒いかな。昨日の柊君…本当に情熱的だった。あんな風になる時もあるんだなって、ちょっとびっくりした。でも、私、柊君以上に熱くなってしまったかも。明日、会社で柊君に会うのちょっと恥ずかしいな」


ペンを置いて、そっとノートを閉じた。


柊君と付き合ったその日から書き始めた日記。


今はもう3冊目になった。


長い文章は苦手だから、思ったことをただ書くだけ…


それでも、私にとっては柊君との2年間が凝縮された1番大切な宝物。


私は、何となく1冊目の日記を手に取って1ページ目を開いてみた。


時々こうやって、2人のいろんな思い出を振り返る。


真っ白な紙に黒いペンで書いてあるその文字を見ただけで、その時の光景が鮮明に浮かんで来るんだ…