「もしかして……ご迷惑でしたか??」
「雪那が俺を見に来てくれているのに
迷惑なわけ、ないでしょ」
「でも……
緊張するのは、私のせいって……」
「大好きな子に、
カッコいい姿を見せたいって思って。
完璧を目指しちゃうんだよね~」
ふぇ?
「ダンスや歌詞を間違えて。
雪那の瞳に、ダサダサな俺が映るなんて
絶対嫌だって思ったら。
緊張しちゃうに決まってるでしょ?」
ひゃぁぁぁ~。
ご主人様が、
そんなことを思ってくれていたなんて。
感激しすぎて。
涙腺、緩んじゃいます。
嬉しくて下がった目尻に、
涙が溜まりだし。
「…っ俺、
雪那のこと、泣かせちゃった!?」
千柳様は慌てながら、
「これ見たら、涙も引っ込むかも」と、
スマホの画面を私に見せた。



