恥ずかしさのあまり、素っ気ない態度を取らなかっただけマシだが、俺は鉛のように重い足取りで帰路についた。
「……キール……俺は無力だ」
「一体、どうなさったのですか」
自責の念に駆られながら外向けの笑顔をはりつけ、その日の社交場を乗り切ったことを告げると、キールは気持ちが落ち着くハーブティーをそっと出してくれた。
熱すぎず冷たすぎず、ちょうど俺が飲みやすい温度に調節されたハーブティーを飲み干し、俺は天空神に懺悔するように自分の気持ちを吐露した。
「エステリーゼが可愛すぎてつらい。彼女を賞賛する言葉が見つからない。どうしてあんなにも可愛いんだ。目が合うと動悸がひどくて、ろくに彼女と視線を合わせられなかった……」
「それは……挙動不審に思われたのでは? 毎回そんな態度ではすぐに呆れられてしまいます。次回までに克服なさいませんと」
「次回までに!? む、無理だ。そんなこと……彼女は妖精のように可憐なんだぞ!?」
くわっと目を剥いて反論すると、キールは涼しい顔で告げた。
「その言葉を直接、お伝えすればよいではありませんか。きっと喜ばれると思いますよ」
「俺をばかにしているのか。友人が軽々しく『君は妖精のように可憐だね』と言うものか。第一、俺はエステリーゼとそこまで仲を深めていない!」
「…………」
「ああ、一体どうすればいいんだ……」
「……キール……俺は無力だ」
「一体、どうなさったのですか」
自責の念に駆られながら外向けの笑顔をはりつけ、その日の社交場を乗り切ったことを告げると、キールは気持ちが落ち着くハーブティーをそっと出してくれた。
熱すぎず冷たすぎず、ちょうど俺が飲みやすい温度に調節されたハーブティーを飲み干し、俺は天空神に懺悔するように自分の気持ちを吐露した。
「エステリーゼが可愛すぎてつらい。彼女を賞賛する言葉が見つからない。どうしてあんなにも可愛いんだ。目が合うと動悸がひどくて、ろくに彼女と視線を合わせられなかった……」
「それは……挙動不審に思われたのでは? 毎回そんな態度ではすぐに呆れられてしまいます。次回までに克服なさいませんと」
「次回までに!? む、無理だ。そんなこと……彼女は妖精のように可憐なんだぞ!?」
くわっと目を剥いて反論すると、キールは涼しい顔で告げた。
「その言葉を直接、お伝えすればよいではありませんか。きっと喜ばれると思いますよ」
「俺をばかにしているのか。友人が軽々しく『君は妖精のように可憐だね』と言うものか。第一、俺はエステリーゼとそこまで仲を深めていない!」
「…………」
「ああ、一体どうすればいいんだ……」



