父親の口利きで、週に一度は引退した騎士団長に相手をしてもらい、筋力だけでなく技術も磨いていく。ただ攻めるばかりではなく、受け流し方も覚え、急所を狙っていく。
(俺は彼女を守れる力が欲しい……!)
権力を笠に着るだけでなく、必要なときは自ら剣を振るう強い男でありたい。
俺はエステリーゼと会えない間、公爵家のあらゆる厳しい特訓をひたすら耐え抜いた。
そして月に一度、彼女に会いに行く。
最初の頃はぎこちなかったものの、欠かさず毎月訪問していたおかげか、いつしか彼女は友人のように普通に接してくれるようになった。
けれども常に一線を引いたように、一定の距離を置かれる。
ジュードと敬称なしで呼んでもらうことは割とすぐ受け入れてもらえたが、エステリーゼは敬語で接することだけは譲らなかった。身分と年齢差を考えれば彼女の判断は正しいが、どうにも歯がゆい気持ちに駆られた。
(俺が一方的に友人と思っていても、君は違うのだろうな……)
彼女からすれば、公爵令息のわがままに付き合っている、ぐらいの気持ちなのかもしれない。おそらく、俺の興味がなくなるのを待ってるのだろう。だからこその距離感だと考えれば納得がいく。しかし、エステリーゼへの興味は日に日に大きくなる一方だ。
(俺は彼女を守れる力が欲しい……!)
権力を笠に着るだけでなく、必要なときは自ら剣を振るう強い男でありたい。
俺はエステリーゼと会えない間、公爵家のあらゆる厳しい特訓をひたすら耐え抜いた。
そして月に一度、彼女に会いに行く。
最初の頃はぎこちなかったものの、欠かさず毎月訪問していたおかげか、いつしか彼女は友人のように普通に接してくれるようになった。
けれども常に一線を引いたように、一定の距離を置かれる。
ジュードと敬称なしで呼んでもらうことは割とすぐ受け入れてもらえたが、エステリーゼは敬語で接することだけは譲らなかった。身分と年齢差を考えれば彼女の判断は正しいが、どうにも歯がゆい気持ちに駆られた。
(俺が一方的に友人と思っていても、君は違うのだろうな……)
彼女からすれば、公爵令息のわがままに付き合っている、ぐらいの気持ちなのかもしれない。おそらく、俺の興味がなくなるのを待ってるのだろう。だからこその距離感だと考えれば納得がいく。しかし、エステリーゼへの興味は日に日に大きくなる一方だ。



