目が合ったエステリーゼは、ふわりと花がほころぶように微笑んだ。
「わかりました。これからは友人として、よろしくお願いしますね。ジュード様」
「あ、ああ……!」
彼女から名前を呼ばれるのは初めてだ。
ただ名前を呼ばれただけなのに、ときめきが抑えきれない。そこにまだ愛などないとわかっているが、ぽかぽかと胸が温かくなるのを感じた。
◆◇◆
俺はこの興奮を抑えきれず、帰りの馬車でキールに詰め寄った。
「キール、やったぞ! 友人の座を獲得したぞ。すべてはキールのおかげだ!」
「……それはようございました。おめでとうございます」
キールは灰色の瞳を細めて、穏やかに祝福してくれた。
その反応を見て、やはり先ほどのことは夢ではないのだと感慨深くなる。
「友人となったのだから、もう逃げられることはないよな。これで安心だ」
「…………」
「ん? どうしたんだ、キール。難しい顔をして……」
「ジュード様。あなたの目標は何ですか? エステリーゼ様と婚約なさりたかったのでは?」
何を当然のことを聞くのだろう。
俺は疑問を抱きつつ、しっかりと頷いた。
「無論、そのつもりだ。だが焦りは禁物なのだろう? だったら、まずは友人として愛を育んでいけば……」
「ジュード様、それは違います」
「む?」
「わかりました。これからは友人として、よろしくお願いしますね。ジュード様」
「あ、ああ……!」
彼女から名前を呼ばれるのは初めてだ。
ただ名前を呼ばれただけなのに、ときめきが抑えきれない。そこにまだ愛などないとわかっているが、ぽかぽかと胸が温かくなるのを感じた。
◆◇◆
俺はこの興奮を抑えきれず、帰りの馬車でキールに詰め寄った。
「キール、やったぞ! 友人の座を獲得したぞ。すべてはキールのおかげだ!」
「……それはようございました。おめでとうございます」
キールは灰色の瞳を細めて、穏やかに祝福してくれた。
その反応を見て、やはり先ほどのことは夢ではないのだと感慨深くなる。
「友人となったのだから、もう逃げられることはないよな。これで安心だ」
「…………」
「ん? どうしたんだ、キール。難しい顔をして……」
「ジュード様。あなたの目標は何ですか? エステリーゼ様と婚約なさりたかったのでは?」
何を当然のことを聞くのだろう。
俺は疑問を抱きつつ、しっかりと頷いた。
「無論、そのつもりだ。だが焦りは禁物なのだろう? だったら、まずは友人として愛を育んでいけば……」
「ジュード様、それは違います」
「む?」



