髪をアップし、シャンデリアの下で見るエステリーゼはまるで女神が降臨したかのような神々しさだった。
そのため、舞踏会では、たどたどしくドレスを褒めるのがやっとだった。けれど、エステリーゼはそんな俺をばかにしなかった。
照れたように笑いながらお礼を言われたとき、心臓を鷲づかみされた心地になった。
そのぐらい、エステリーゼが心から見せた笑みは破壊力抜群だった。
あの笑顔を向けられてときめかない男などいるものか。絶対、彼女を他の男に渡してなるものかと決意した瞬間だった。
「初めて会ったときから、すでに好意は抱いてはいたよ。だけど、一番心を揺さぶったのはあの舞踏会だ」
エステリーゼは信じられないような顔で片手を口元に当て、思わずと言ったように本音をもらした。
「あなた……恥ずかしがり屋だったの?」
彼女の指摘に俺はびくりと身を震わせた。
改めて彼女から言われると、突発的に川に飛び込みたくなる。だがここで逃げだしたとあっては男の面子が立たない。
赤面する自分を咳払いで誤魔化しつつ、言葉を返す。
「自分でも不器用な性格だとは重々承知している。幼い頃は要らぬ言葉を投げかけて、相手を傷つけることしかできなかった。……でも、そんな俺の前に現れたのが、君だ」
初めて会った君は泣きそうな顔で小さく震えていた。
そのため、舞踏会では、たどたどしくドレスを褒めるのがやっとだった。けれど、エステリーゼはそんな俺をばかにしなかった。
照れたように笑いながらお礼を言われたとき、心臓を鷲づかみされた心地になった。
そのぐらい、エステリーゼが心から見せた笑みは破壊力抜群だった。
あの笑顔を向けられてときめかない男などいるものか。絶対、彼女を他の男に渡してなるものかと決意した瞬間だった。
「初めて会ったときから、すでに好意は抱いてはいたよ。だけど、一番心を揺さぶったのはあの舞踏会だ」
エステリーゼは信じられないような顔で片手を口元に当て、思わずと言ったように本音をもらした。
「あなた……恥ずかしがり屋だったの?」
彼女の指摘に俺はびくりと身を震わせた。
改めて彼女から言われると、突発的に川に飛び込みたくなる。だがここで逃げだしたとあっては男の面子が立たない。
赤面する自分を咳払いで誤魔化しつつ、言葉を返す。
「自分でも不器用な性格だとは重々承知している。幼い頃は要らぬ言葉を投げかけて、相手を傷つけることしかできなかった。……でも、そんな俺の前に現れたのが、君だ」
初めて会った君は泣きそうな顔で小さく震えていた。



