「よく言った! わが息子ながら、その心意気は見事だ。なかなか、そこまで一途な恋をできる者も少なかろう。エステリーゼ嬢が学園を卒業する十八歳が期限だ。頑張りなさい」
「は、はい……! ありがとうございます!」
まさか賛同を得られると思わなくて内心戸惑ったが、これは嬉しい誤算だ。
しかし、明確な期限がついてしまった。ここが正念場だ。難攻不落の女性を落とす方法を何としてでも考えなければならない。
俺はみなぎるやる気に満ちたまま、執務室を後にした。
放課後、王立学園にいるエステリーゼの元に日参しては、俺は恥や外聞などお構いなしに彼女に結婚を申し込んでいた。
「エステリーゼ、頼む!! どうか俺の求婚を受けてくれ!!」
「ひゃああっ」
びくりと背中を震わす彼女はこっそり帰る算段だったようだ。
先ほどの反応と、あえて人気のない道を歩いていたことを加味すると、俺から逃げるためだったことは容易に想像はつく。
エステリーゼは、最初から俺との婚約を拒んでいた。
そんな彼女が簡単に頷くはずがないことは百も承知だ。長い間、友人として彼女との関係を続けてきたからこそ、彼女の決意が固いことは十分知っていた。
元より長期戦は覚悟の上だ。何度でも結婚を申し込むつもりで、卒業生の俺が学園内で求婚することは、事前に学園長にも説明して許可も取ってある。
「は、はい……! ありがとうございます!」
まさか賛同を得られると思わなくて内心戸惑ったが、これは嬉しい誤算だ。
しかし、明確な期限がついてしまった。ここが正念場だ。難攻不落の女性を落とす方法を何としてでも考えなければならない。
俺はみなぎるやる気に満ちたまま、執務室を後にした。
放課後、王立学園にいるエステリーゼの元に日参しては、俺は恥や外聞などお構いなしに彼女に結婚を申し込んでいた。
「エステリーゼ、頼む!! どうか俺の求婚を受けてくれ!!」
「ひゃああっ」
びくりと背中を震わす彼女はこっそり帰る算段だったようだ。
先ほどの反応と、あえて人気のない道を歩いていたことを加味すると、俺から逃げるためだったことは容易に想像はつく。
エステリーゼは、最初から俺との婚約を拒んでいた。
そんな彼女が簡単に頷くはずがないことは百も承知だ。長い間、友人として彼女との関係を続けてきたからこそ、彼女の決意が固いことは十分知っていた。
元より長期戦は覚悟の上だ。何度でも結婚を申し込むつもりで、卒業生の俺が学園内で求婚することは、事前に学園長にも説明して許可も取ってある。



