「陸斗先輩も明日菜の気持ちもバレバレだから、くっついてくれてホッとしたぁ!!」
「「そんなに、わかりやすいかな?」」



2人揃って、同じタイミングで同じ台詞に笑ってしまう。



「わかり易すぎ!ぶっちゃけ、いつくっ付くのかモヤモヤしたもん!」
「そんなに……」
「明日菜は友達のこと考えて諦めようとしていたし、陸斗先輩は自分と付き合った明日菜が嫌がらせされないか心配していたんだよね!」



そう言えば、陸斗は人気が有ると聞いた。


幼なじみで、近くにいたからモテるだろうな……。くらいの感覚だったけど。



ああ。未知もその事が理由で私を嫌っていたのか。



「陸斗先輩!!」
「ん?」
「明日菜の事はそんなに心配しなくて良いですよ!私が、見ときますから!!」



そう言ってくれる、夏海に対しては感謝の気持ちしかない。



「ありがとう!!夏海ちゃんがそう言ってくれるなら、安心だな……。明日菜にいい友達が出来て安心してる……」
「本当!!陸斗先輩って、明日菜の保護者みたいですよねー!」
「え、俺!保護者!?かな!?」



皆で笑える時間が大好き。



私は幸せだ__