言葉は怖い__



マイナスな言葉ばかり使っていると、本当にその通りになってしまった気がするのだ。

だから、私はマイナスな事はしないと決心している。

とわいえ、ネガティブな思考回路の時も有るが、出来るだけ前向きで居たい。



「ねえ、明日菜!」
「うん?」
「未知に対してムカついたりする事は無い?」



全く無いと言うと嘘になる。だって、私の心は沢山未知によって、傷付けられたから。

でも、ネガティブな思いは捨てたい。



「無いよ__」
「えーっ!!」
「なんで?」
「いやね。なんか、明日菜の仇取りたくてさ!!明日菜未知に嫌な事をされていたから、あの時助けられなかった自分がムカツクんだ……」



そう言った、夏海をギュッと抱き締める。



「私の為にそんなに考えてくれて、凄く嬉しいの。ありがとう。でも、私は今この瞬間夏海が近くに居てくれて幸せだから!未知の事は忘れよ!」



だから、夏海にもマイナスな感情は捨てて欲しいから__



「明日菜!あんたなんて、可愛いの!!うんうん、未知の事は忘れる!!」
「それが、良いよ!」



学校が終わると3人で一緒に通学路を通り、家に帰って、私の家で待ち合わせ。