陸斗が指輪を手に取ると、私の指にはめる。


愛されてる感が伝わって、幸せ。


ボーッとしていると、私が渡したプレゼントを開ける陸斗。


陸斗にはこんな高価な物をもらったのに、キーリングだなんて悪い気がした。


でも、私が選んだキーリングを見て嬉しそうに笑う陸斗に救われる。


「これ、明日菜が選んだの?」
「う、ん」
「俺の事考えて選んでくれたんだね」


そう言われただけなのに、顔に熱を持ってしまう。