「わぁぁ!これどうかな?」


そう言って、走り出した夢の後を追うと文房具屋の前で立ち止まった。


夢の前にあったのは名前入りボールペン。


常に、勉強をしてるイメージの京にはぴったりなプレゼントだと思う。


「いいと思う!」
「だよね!
京のイメージ的に黒か青かで悩んでるんだけど……」
「うーん!悩むね……」


その場で「うーん」と唸りながら悩んだ夢。


数分後には、「こっちの方が無難かな……」と呟きながら黒を選んだ。