シュガー ガール

暑い__

そう思って、岩に腰掛けた瞬間に夏海が声を掛けてきた。


「明日菜暑いでしよー!」
「暑い……」


何故か、ワクワクした表情で隅っこに3つ並んだ小さめの湯船を指さした夏海。



「暑いならあそこに行こう!!」



そう言って、目的の湯船に向かった夏海の後を着いて行く。


なんのお湯かも分からないのに、躊躇無く入った夏海の顔は清々しい。


余程気持ちが良いんだろうと思い、隣の湯船に入った瞬間に鳥肌が立った。