シュガー ガール

優しい言葉を口にしながら、最高の微笑みを向ける陸斗は反則だ__


「うん」
「明日菜とキッチンに並んでみたかったんだよね」


ああ__

いつか、そんな日常が来たら良いのに。


私、ずっとずっと陸斗と一緒に居たいよ。



梨を箱いっぱい取ると、山に入り栗拾いを始めた。


落ちているイガイガを拾うと、ツヤツヤした大きな栗が顔を覗かせる。


なんだか懐かしさを感じながら、栗拾いを楽しんだ。