「う、うん。
なんか、ごめんね……」


夢が申し訳無さそうにしているからか、他の男の子まで女の子の分の料金を払うと言い出した。


申し訳無い。


私が、話を切り出したばかりに……と思った瞬間に大地が嬉しい言葉を口にした。


「奢る代わりに、モンブラン作ってよ!!
俺、大好きなんだー!!」
「ちょっと待ってモンブランの作り方なんて分からな……」


そう伝えた瞬間だった。


「モンブランなら、夢余裕!!
皆にも教えるから一緒に作ろ!!」