勢い良く海に走り出した夢を追い掛ける。


波打ち際に足が着いた瞬間、派手に転けた夢。



「あ……」
「いやーっ!!」


心配したが怪我が無いと分かると、夢の前髪の秘密が明かされるのでは無いかとドキドキが止まらない。


急いで更衣室に向かう夢を追い掛ける、女子3人組。


皆の脳内はきっと全く同じだ。


「何見てんのよ?」


不機嫌な夢が備え付けのドライヤーにお金を入れて、髪を乾かし始めた。