永遠とは家で遊ぶ事も多かった。

だから、陸斗は永遠の事を知っている。



良い友達が出来て良かったね__

初めて永遠を見た時に陸斗が言ってくれた、言葉。



その時、陸斗は私に友達が出来た事を心底喜んでくれたから、今更永遠と疎遠になってしまっただなんて口に出せない。



「うん!仲良くしているよ……」



そう答えただけなのに、涙が零れそうになるのは何故なのだろう。



寂しいという感情が、私の胸を抉る__



「そっかあ!良かった!!」



それでも陸斗の顔を見るだけで、少し言葉を交わすだけでら寂しいという感情は、トキメキに変化してゆく。



好きと伝えたい__



でも、きっと陸斗から見たら私は恋愛対象には含まれていないだろう。

ただ、隣に住んでいる幼なじみが問題児だから心配しているだけの優しい男の子。



告白なんてしてしまえば、1週間に1度こうやって話をするきっかけすら無くなってしまうかも知れない。



陸斗との繋がりが無くなってしまう__

そう考えただけで、心が震えた。



「陸斗……」
「ん?」
「こんぺいとうありがとう……」
「ただ、こんぺいとうを持ってきただけだよ?」