「だって、夢の髪型が崩れた所がみたいんだもん!!」


確かに!!

そういえば、夢の髪型が乱れた所は一度たりとも見たことが無い。


いつもお洒落な髪型の上に、前髪は強風が吹いても乱れないから強力な接着剤でおでこに貼り付けているのを疑うレベルだ。



「私も、夢の髪型が乱れるの見たい!!」



ぷくーっと頬を膨らませて、私に近付いてきた夢から逃げる為に走り出した。

そんな様子を優しい目で見つめる、夏海と優真。