やっぱり私のそばにいる人は優しい。 私の本当のことを言っても軽蔑せずに信じてくれるのだから。 そして私が犯してしまった罪を許してくれるのだから。 この先、何があっても私は新選組の人を守る。 たとえ朝敵となってでも。 この日、私は数日後に起こるであろう大政奉還のことを心の片隅に止めながら、そう思ったのだった。