6日目はほとんど動くこともできずに夜になり、その頃になるとようやく警官が学校の外へと移動していった。
でもまだ油断はできない。
トイレの窓から外を確認してみると数人の警察官が残って辺りを伺っているのが見えたからだ。
もしかしたら、学校内にも何人かの警官が巡回をしていかもしれない。
そんな不安を抱えながらも、あたしと聡介はトイレから出ていた。
薄暗い校舎の中を歩き、3階へと急ぐ。
屋上へ続く階段には誰の姿もなく早足に駆け抜けた。
そして、空き教室の前で立ち止まる。
あたしはいつものように3回ノックをしてみた。
しかし、中から返事はない。
「花子、いるの?」
声をかけてみても、花子の声は聞こえてこない。
不安になり、あたしは聡介と顔を見合わせた。
聡介はあたしの前に立ち「開けるぞ」と一声かけてドアを大きく開いた。
それは鍵もかけられておらず、すんなりと開いて目を見開いた。
こんなに無用心なことはないはずだ。
あたしは緊張感からゴクリと唾を飲み込んだ。
でもまだ油断はできない。
トイレの窓から外を確認してみると数人の警察官が残って辺りを伺っているのが見えたからだ。
もしかしたら、学校内にも何人かの警官が巡回をしていかもしれない。
そんな不安を抱えながらも、あたしと聡介はトイレから出ていた。
薄暗い校舎の中を歩き、3階へと急ぐ。
屋上へ続く階段には誰の姿もなく早足に駆け抜けた。
そして、空き教室の前で立ち止まる。
あたしはいつものように3回ノックをしてみた。
しかし、中から返事はない。
「花子、いるの?」
声をかけてみても、花子の声は聞こえてこない。
不安になり、あたしは聡介と顔を見合わせた。
聡介はあたしの前に立ち「開けるぞ」と一声かけてドアを大きく開いた。
それは鍵もかけられておらず、すんなりと開いて目を見開いた。
こんなに無用心なことはないはずだ。
あたしは緊張感からゴクリと唾を飲み込んだ。