闇の夜に咲く、一輪の華

「じゃあ、解散。今週末の抗争に備えて、組員鍛えろよ。自分の体調管理も忘れずにな!」
立ち上がって幹部室を去る用意をする。
他の幹部も既に用意を済ませているようだ。

「じゃあ、真翔と零夜は訓練。」
落ち込む真翔の肩を叩く、また身長が伸びたかもしれない。

「華月姉勘弁して〜!」
上目遣いで抱きついてきて私に言う真翔。

「いいから、やるぞ。」
零夜はそんな真翔の言葉は聞こえなかったかのように始めようとする。

「零夜さん怖い〜!なんで平然としてるわけ!?」

「こんなんでへこたれてちゃ、強くなれねぇぞ。」

「わかった、わかったから〜」

訓練とは、睡眠薬を使った訓練だ。

睡眠薬で眠ってから、どれだけの時間で覚醒できるかというもの。

過去に睡眠薬の被害にあったことがある、零夜の経験を元にこの訓練を始めたのだ。