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「うん。もう大丈夫でしょう。退院しても構いませんよ」
ニッコリ笑う担当医から退院許可がおりて
わたしと旦那さんは目を合わせて喜んだ。
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「お世話になりました」
荷物は全部旦那さんが持ってくれて
わたしはお世話になった看護婦さん方にお礼を言って、病院を後にした。
外の空気はまだ冷たくて、でもその冷たさが酷く心地よくて何度も深呼吸してしまった。
そして、絶食したのとほとんどベッドで過ごしたせいなのか、数歩歩いただけで息が乱れて汗をかいてしまう。
たった1週間の入院だったけど、
されど1週間。なんだなぁ。
そこから暫くの間は家で静かに過ごして
普段通りの生活、運動する許可がおりたのは
そこから更に1週間後のことだった。
わたしはもう限界が来ていたから
許可がおりた途端、ソッコーで家路に着いた。
そして、2週間ぶりの「大人のお遊び」を。



