両親としばし談笑していると、今度は、
「…!あらぁ、どうも!いらしていたんですね」
「あぁ、こんにちは!いつも娘がお世話になっております。えぇ、いても立ってもいられず1日早く来ちゃいましたっ」
義理の両親までお見舞いに来てくれた。
「寂しい思いしていないかと思って来てみたけど、お父さんとお母さんがこうして来てくれたなら心強いわねっ」
「あ、そうだ!お見舞い品買ってきたよ!これなんかどうかね?」
お義母さん、わたしの事心配して来てくれたんだ…。嬉しいなぁ。
ジーン…と感動していると、お義父さんが雑誌をわたしに渡してきた。
その雑誌はわたしが売店で買ったものよりまだずっと年上の方がするコーデばかりが載った雑誌で…。
でも、お義父さんの気持ちが嬉しかった。
暫くみんなで話していると、お義父さんが徐(おもむろ)に、
「どうです?このあと夕飯に寿司でも。地元ならではの美味しいお店知っているんですよ、私達」
お寿司!!…だと…?
わたしの目の瞳孔が開きそうな勢いの衝撃の言葉だった。



