「お前、俺の彼女とデートしてたってどういうことだよ‼︎」
「そんなことお前に関係ないだろう」
「なんだと⁉︎」
「まあまあ、落ち着きなよ。君の誤解だよ、君の彼女は君の誕生日プレゼントを探す為に親友の彼に協力を仰いだんだ」
「そ、そうなのか?」
「…あいつには誕生日まで内緒にしてくれって頼まれていたんだが」
「勘違いして悪かった。アンタも教えてくれて助かった」
「ふふん。こんなの朝飯前だ」

 ある時はクラスメイトの喧嘩に割って入りクラスメイトの仲を取り持つ役もした。
 どうしてこんなにトラブルが多いのか疑問に思ったが、アニメや漫画でその理由が合点した。
 俺が物語の主人公であるのなら、仕方がないことだ。
 そして今俺の目の前で最大のトラブルが起こっている。