私はあやと別れたあと近くの雑貨屋さんに寄った。


「結構長居しちゃったな。もう11時だ。」


帰ろうと思って歩き出したその時


「あっ。」


少し先を歩いていた男の子と目が合った。
男の子は怖いはずなのに何故かその子は怖いと思わなかった。


「ねぇちょっと走れる?」


返事をしようとした時にはもう彼に手を掴まれ走り出してた。


「えっ?!ちょっとっ!」


私の声を気にせず彼は走り続けた。

後ろを振り向くとなぜか私たちは追われてて私は無心で走った。