目が合ったその瞬間から

門を出ようとしたその時。


「古都!」


私を呼ぶ声が聞こえた。
この声はもしかして


「朔くん?」


朔くんだ。

朔くんが私を呼んだ瞬間周りがざわついた気がする。
校門にいるイケメンって朔くんのことだったんだ。
確かに朔くんは私が出会った人の中でダントツでイケメンだ。


「朔くんなにしてるの?」

「古都を迎えにきたの。」


朔くんがそう言った瞬間またざわめきが起きた。


「えっ?なんで?」

「これからは俺か二宮のどっちかが古都を送るから。行きは毎回二宮に古都を迎えに言ってもらう。」

「そんなことしてもらうの悪いよ!」

「まあ歩きながら話そう。」


そう朔くんが言ったことで私たちは歩き出した。


「俺昨日言ったよね?古都のことは俺が絶対に守るって。古都に何かあったら俺もうどうしたらいいかわかんないの。だからお願い守らせて?」


そんな弱々しい顔で言われたら断れるわけがない。


「わかった。ごめんね。ありがとう。」