「あー…、ドロッドロにしてやりたい」




下唇を舐め、目を細めた。




「…親父が知ったら殺されんぞ」


「分かってるよー?だから湊に言ってるんでしょ?だって同じこと考えてるでしょ湊」


「……同じにすんな」


「嘘はいいって。
だって僕達双子の兄弟だよ?

湊だって、お嬢に純粋とは別の感情あるでしょ?僕だってあるんだし。


ちなみに僕は、お嬢を滅茶苦茶に汚してやりたいよ?全身に僕の印付けて。それから僕以外考えられないぐらい抱き潰したい。いっその事、外に一歩も出せないように監禁しておきたいかなぁ~…で?湊は?」




満月が雲に隠れ、暗くなった。
暗闇の中、煙草の火だけが淡く光る。



湊は真っ直ぐ、正面を見たまま口を開いた。






「滅茶苦茶に犯してやりてぇよ」


「あはっ、最高」





***