天然お嬢と双子の番犬さん



「パパもだいすきぃ~、」


振り返ると、すっごい顔でこっちを見てるパパがいる。

すっごい顔してる。ほんと。
怒ってんのかな、多分?うーん?


二人から引き剥がされた。



「花はパパの方が好きだよなぁぁ???」



圧が本気である。

目が笑ってない。
据わってるぞ~。


怖くないのは慣れているからである。


「勿論!パパも大好きだよ!」

「グハッ!…花が尊過ぎて心臓がッ…!!」

「「病院行け」」


あれ、なんか後ろ二人機嫌悪くない?



「花ぁぁ!大好きなパパこっちだよぉ!」

「え?あ、うん。知ってるよ?」



抱き着くパパを横目に二人の方を見ていた。