天然お嬢と双子の番犬さん



飴の味がする。多分まだ煙草吸ってなかったんだ。……湊から煙草の匂いがしないなんて変な感じ。


「お嬢…あ、って言ってみろ」


え?なんで急に…。


「あ?」


その瞬間口の中に湊の舌が入って来た。
だけど……苦しくないし嫌じゃない。


「ん…んっ、はぁ、湊…」

「嫌なら辞める。どうする?」


っっ……嫌じゃない。


「俺も」

「っ、んっ、」


何度も深いキスをしてくるから、はしたなく涎が伝い落ちてしまった。

………っ、少し呼吸が。


「……は、あ………休憩したい…」

「フッ…もう一回ぐらい我慢出来るだろ?」

「……ん、後でエクレア買ってきてくれる?」

「いくらでも買ってやるよ」


そう言ってまた深くキスを落とした。
次に離れた時、力が抜けた私。

引っ張ったのは和。更に顔を赤く染めている。


「湊ばっかズルい」


ちょっと…待って。一度休憩…!


「もう十分待ったよ。無理」

「ふぁ…っ…」


荒々しくだけど優しく唇が重なり、直ぐに舌が入った。


「んんっ、はぁ、」

「お嬢、もっと。僕に集中して」


何度も唇が重なる度に、頭の中が真っ白になる。ぶつかる息と触れ合う唇、絡み合う舌…こんなの和しか考えられなくなるに決まってる。


「ふ、ぁ…っ…」

「っー…、可愛い。お嬢本当可愛い…」


私の帯に和の手が触れる────────、
……をの湊が掴んだ。


「……また同じ事する気か?」

「っ、!!」


ハッとした和が私を湊の所へ追いやると、自分の頬を思いっきりぶん殴り土下座。…デジャヴである。