大きな溜息が聞こえる。また面倒だと言っている。
………そんなに言うなら、
「銀髪さんじゃなくて、和と湊の所に戻してよ」
そっちの方がお互いいいじゃないですか。
「…その呼び方は辞めていただきたいのですが」
だって名前わからないし…、あっ、でも。
「酒井ジュニアさん??」
「それだけは辞めて下さい」
え。でもパパがそう言ってたけど。
彼は溜息を吐いて、咳払いをした。
「……父は酒井秋季です」
「あ!だから!ジュニア!」
でもなんか嫌そうに言うんだね。無表情なのに、嫌そうって分かるぐらいだから、かなり嫌っているのかもしれない。
「これはフィンランド人の母譲りです」
銀髪の髪とずらしたサングラスの間から緑色の瞳。
つまり…ハーフって事?それなら私とちょっとお揃い。
「私はママがハーフなの。だからこの髪はママとおばあちゃん譲りなんだ」
「ええ。知っています」


