家についても二人に抱えられるのには変わりない。
「走らなきゃいいって酒井先生言ってたよっ!」
「…お嬢そう言っていつも走るから」
確かにっ!!
…………じゃなくて。
「それなら松葉杖使うよ!」
「…そう言って、銃に見立てて遊んでたの誰だ?」
確かにっ!!
…………でもあれ楽しい!
どうやら私に選択肢は、和か湊に抱っこしてもらうしかないみたいだった。あまりにも過保護過ぎて、パパが三人もいるみたい。
……あ、れ?
そういえば。
「パパは?」
怪我をしているなら尚更直ぐに会いに来るであろうパパが、今日は帰って来てから一度も見ていない。
「まだ集会中?」
「いや…今日は挨拶だけだから、もう終わってるはず…」
和も湊も知らないらしい。
もしかしてまた散歩してるのかな?
……でも今日帰って来る時会ってないや。
「おかえり。花」
パパがいた。


